ガレージでできる愛車の盗難対策は?被害の現状や手口も
2022年11月4日
大河内 琢久哉
札幌
こんにちは!ガレージハウス・土間のある家をご提案するアメカジ工務店 大河内です。
現在、自動車の盗難は年間5,000件以上発生しています!
自動車のセキュリティは年々向上していますが、残念ながら窃盗の手口も追うようにハイテク化。
大切な愛車を窃盗の被害から守るためにも、ガレージでの盗難対策は必須です!
今回のコラムでは愛車やバイクを守る、ガレージの盗難対策について解説。
近年ハイテク化している窃盗の手口などもお伝えするので、対策の参考にしてくださいね。
自動車やバイクの盗難被害の現状は?その手口も知ろう
警察庁が発表している犯罪統計資料 「令和3年1〜12月分【確定値】」によると、2021年(令和3年)の自動車盗難は5,182件、オートバイ盗難は7,569件。
平均すると自動車は1日に約14台、オートバイは1日に約21台も盗まれている計算です。
しかも、検挙率は自動車盗難が49.3%、オートバイ盗難が17.0%と、検挙できていないケースも多いことがわかります。
また、たとえ検挙できて手元に戻ってきても、一度盗難されたものだと思うと、何だか気分も良くないですよね。
「短時間だから」とキーを差したまま車を離れたり、車の中にキーを隠して駐車したりしている車が狙われてしまうのはもちろん、近年は電波を不正に受信・コピーし車を窃盗する手口があったりと、手口もハイテク化しています。
こんな手口も見られますよ。
近年の窃盗手口
「イモビカッター」でイモビライザーを無効化
キーに電子IDを設定するセキュリティ「イモビライザー」を無効化する手口。
紐づけられたIDを初期化し、不正に書き換えて車のドアロックを解錠・エンジン始動をして窃盗します。
「リレーアタック」で不正に解錠・エンジン始動
本来、車内にキーがないとエンジンが始動しませんが、スマートキーから発している電波を増幅して、車のドアロックを不正に解錠・エンジン始動する手口です。
近年「リレーアタック」の窃盗被害が増加しています。
「コードグラバー」で不正に操作
スマートキーの電波を不正に受信・コピーして、車を操作して窃盗する手口。
「コードグラバー」も電波を悪用した手口で、距離が離れていても不正にキーの信号をコピーされてしまい、知らぬ間に窃盗の準備が行われているかもしれません。
「CANインベーダー」で不正に解錠・エンジン始動
車の電子部品を制御しているCAN通信に外部から不正アクセスし、車を解錠・エンジン始動する手口。
また、車やバイクをガレージに駐車していても、ピッキングやこじ開け、破壊などでガレージの中から盗まれてしまうこともあります。
このようにたくさんの自動車盗難・オートバイ盗難が発生している現状、大切な愛車やバイクを守るためにも、防犯性の高いガレージの需要が増えています。
防犯対策を含むガレージのメリット・デメリットについては「ガレージハウスのメリット・デメリットとは?知っておくべきポイントも」こちらもぜひご覧ください!
ガレージの盗難対策とは?愛車を安全に保管する方法
大切な愛車やバイクをしっかり守る、ガレージの盗難対策を紹介します。
人感センサーのライトや防犯アラーム
人が近づくとライトが点灯したり、侵入者に対してアラームで威嚇したりするものです。
自動車の窃盗は夜間が多いので、明るく照らす光があれば狙われにくくなりますし、アラームの中で窃盗作業を続けられることは少ないでしょう。
防犯カメラ
防犯カメラを設置している家は「セキュリティに対して意識が高い」と感じて、窃盗犯に狙われにくくなる傾向があります。
実際には録画機能がないダミーカメラもありますが、プロの窃盗犯には見抜かれてしまうため、あまりおすすめしません。
実際に録画できるタイプだと、万が一盗難されてしまったときに録画データを警察に提出することで犯人逮捕の可能性を上げることができるでしょう。
ガレージの窓に保護フィルムを貼る
窓を割って侵入し、内側からシャッターの鍵を開ける手口を防ぎます。
ガレージシャッターの持ち手を金属にする
ガレージシャッターの持ち手を壊し、そこから手を入れて鍵を開ける手口を防ぎます。
補助鍵を付ける
ガレージシャッターの開閉が、手動のタイプに有効です。
鍵が多い分、解錠に時間がかかるので、窃盗犯から狙われにくくなります。
ガレージシャッターの特徴や開閉のタイプなど、ガレージシャッターの種類については「ガレージシャッターの種類をご紹介!特徴やメリット・デメリットも確認」こちらのコラムで詳しくご紹介しています!
ぜひご覧ください。
盗難対策はガレージ以外の部分にも重要!
ガレージの盗難対策だけでなく、車やバイクそのものに対する盗難対策も重要です。
スマートキーは電波の不正受信や不正コピーに注意が必要です。
車から離れた場所での解錠・施錠を控える、自宅で保管する際は玄関先や窓際など外に近い場所から離れた場所に保管するといった対策が必要です。
スマートキーの電波を遮断する防犯ケースに入れたり、金属缶の中に入れたり、アルミホイルで包んだりして、電波を遮断するのも有効です。
スマートキーに節電モードがある場合は設定し、電波の受信待機は停止しておくことをおすすめします。
車内に置きっぱなしにするなど、キーを盗まれるリスクがある行動も控えましょう。
バイクの駐車時には、鍵穴をガードするマグシャッター付きシリンダーキーや、タイヤを固定するU字ロック、チェーンロック、車体が揺れると警報音が鳴るバイクアラームなどが有効です。
自動車にも、ハンドルロックやタイヤ・ホイールロックなどの二重ロックを施すことは有効ですが、通勤などで毎日車を使う人には自分の乗車時に面倒に感じてしまうかもしれません。
長期間車に乗らない場合などには、ぜひ活用してみてください。
また、車やガレージの写真をSNSなどに載せることもおすすめしません。
窃盗犯に余計な情報を与えてしまうことになります。
写真を撮る場合も、車のナンバーやガレージなどが写り込まないように注意しましょう。
写真に位置情報を載せないようにすることも大切です。
車内にETCカードやカバンなど荷物を置きっぱなしにして車から離れるのも、窃盗犯から目を付けられてしまいますよ。
ガレージの盗難対策を徹底して愛車を守ろう
自動車盗難の件数は年間5,000件以上!
車のセキュリティも年々向上してはいますが、同時に窃盗犯の手口もハイテク化しているのが現状です。
大切な愛車を守るためにも、ガレージにはしっかり盗難対策を施しましょう。
人感センサーのライトや防犯ブザー、防犯カメラの取り付けや補助鍵の追加、窓や取っ手を壊して侵入・解錠されないように、保護フィルムや取っ手の交換といった対策を。
近年はスマートキーの電波を不正に受信・コピーして車を操作する手口が増えています。
キーの紛失や盗難に注意するのはもちろん、車から離れた場所でキー操作をしない、自宅での保管は玄関先や窓側に置かないなど、キーの取り扱いにも注意してください。
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