ビルトインガレージで後悔しやすいポイントは?対策も解説!
2022年3月1日
大河内 琢久哉
札幌
こんにちは!ガレージハウス・土間のある家をご提案するアメカジ工務店 大河内です。
建物の中にガレージを組み込むビルトインガレージの家。
建物と一体化しているため「ちょっと失敗したかも」と思っても、つくり直すのは難しいです。
そこで今回のコラムでは、ビルトインガレージで後悔しやすいポイントとそれを防ぐための対策をご紹介します。
事前にポイントを知って、後悔のないビルトインガレージをつくりましょう!
ビルトインガレージとは? どんなガレージ?
ビルトインガレージとは、家の一部として建物に組み込まれる形でつくられたガレージのことです。
インナーガレージとも呼び、ビルトインガレージやインナーガレージを取り入れた家のことはガレージハウスといいます。
生活スペースを2階にして1階にガレージをつくる、家の地下部分にガレージをつくるなど、敷地が狭く駐車スペースを確保できない都心部の住宅でもよく採用されていますよ。
また、都市部に限らず、ガレージにある車やバイクを眺めながら暮らしたいなど、趣味を楽しみたい方にも人気のつくりです。
ビルトインガレージは、家から車までの行き来がスムーズ、防犯性が高い、趣味などを楽しむスペースとしても活用できるというメリットがあります。
ガレージハウス(ビルトインガレージ)のメリットはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
ガレージハウスのメリット・デメリットとは?知っておくべきポイントも
アメカジ工務店でもたくさんのガレージハウスを手がけていますよ!
ビルトインガレージで後悔しやすいポイントと防ぐための対策
ビルトインガレージは建物の一部としてつくられるので、使い始めて「失敗したかも」と思っても、そう簡単にはつくり直せません。
そんな失敗や後悔を防ぐために、ビルトインガレージで後悔しやすいポイントと防ぐための対策をご紹介しますので、ぜひ事前に知っておいてくださいね。
後悔ポイント① 建築費用が高い
「ビルトインガレージは思った以上に高かった」という後悔が、意外にあります。
1階の間口が広くなるので耐震性を高めるために壁を補強したり、電動シャッターやセンサー照明をつけたりと、建築コストがかかります。
柱と屋根だけのカーポートをつくるより高くなるのはもちろん、近隣に駐車場を借りるよりも費用がかかってしまう可能性もあるでしょう。
対策
ビルトインガレージの大きさ・設計・設備をしっかり検討し、予算内におさめる努力をしましょう。
間取りをシンプルにする、設備や素材のグレードを下げる、オプションや便利な設備を減らすなどの工夫があります。
また、ビルトインガレージの面積を住宅総面積の1/5以下にすると、ビルトインガレージが建物の延べ床面積の計算から外れ、その分固定資産税が安くなる場合があります(容積率の緩和)。
固定資産税は毎年かかるコストですので、ぜひ面積についてもチェックしてみましょう。
ビルトインガレージの固定資産税については、下記のコラムでも詳しくお話しておりますので、参考にしてみてくださいね!
ガレージハウスの固定資産税を解説!評価額が加算される条件も紹介
後悔ポイント② 車を買い換えるときに車種を選びにくい
ガレージに停める台数や車種をもとにビルトインガレージの大きさを決めると思いますが、次に車を買い換えるときには、ビルトインガレージの大きさによっては車種や台数が制限される可能性もあります。
ライフスタイルや好みが変わって大きな車に買い換えたいと思っても、ビルトインガレージに入れない車は選べません。
対策
現在の車種や台数だけでなく、将来的なライフプランやライフスタイルも考慮してガレージの大きさを決めましょう。
子どもが生まれたら大きなファミリーカーに買い換える、共働きになるから車を2台にするといった予定はありませんか?
また、ギリギリ停められるサイズのガレージは、出入りやガレージ内での移動がしにくいです。
敷地や予算の問題もありますが、できるだけ余裕を持った広さを検討しましょう。
後悔ポイント③ エンジン音やシャッター音が室内に響いてうるさい
家とガレージが近くて便利なのがインナーガレージのメリットですが、車が出入りする際の騒音が室内に響きやすいという側面もあります。
深夜の出入りがある家では、「車がガレージに戻る騒音で眠りを妨げられて後悔している…」という事例もあります。
対策
車の出入りによる騒音が生活に支障をきたさないよう、間取りを工夫しましょう。
ガレージと寝室を離す、ガレージとリビングを離すといった方法がありますよ。
シャッターの騒音対策としては、開閉音が小さい素材やつくりのシャッターを選ぶのもポイント。
開けたシャッターを天井に沿わせるように収納するオーバースライダータイプのシャッターは、騒音が小さめです。
また、手動よりも電動のシャッターの方が音は抑えられます。
ちなみに、アメカジ工務店では、オーバースライダータイプの電動シャッターを採用!
開閉時の騒音の心配も軽減できます。
後悔ポイント④ 間取りが制限されて暮らしにくい
ガレージを建物に組み込んだ分、生活スペースが圧迫されたり動線が複雑になったりして暮らしにくくなってしまったという声もあります。
よく見る1階にガレージ、2階にリビングの間取りでは、生活の中で階段の上り下りが増えて負担に感じる人もいるでしょう。
対策
敷地の広さなどにもよりますが、建物1階の横にガレージを配するサイドガレージや地下ガレージなどにして1階の生活スペースを確保するという選択肢もあります。
現在は気にならなくても、将来負担に感じてしまうこともあるので、新築時に対策を考えておくのは大切なことです。
ビルトインガレージで後悔しない!よくある後悔とその対策を確認
ビルトインガレージとは、建物に組み込む形でつくられたガレージのこと。
ビルトインガレージを採用した家のことは、ガレージハウスといいます。
ビルトインガレージ(ガレージハウス)は家とガレージが近いのが特徴で、それによるメリットもたくさんありますが、「実は後悔している」という人も。
ビルトインガレージでよくある後悔としては、費用が高かった、車を買い換えるときに車種が限定された、入出庫時の音が室内に響く、間取りが制限されて生活がしにくいといったものがあります。
住宅の一部であるビルトインガレージは簡単につくり直せないので、将来的なライフプランやライフスタイルの変化も考慮して設計を考えましょう。
車を使うシーンや生活を具体的に想像して、使いやすいビルトインガレージをつくってくださいね。
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