ウォークスルーシューズクロークは間取りがポイント!土間収納の事例も紹介
2023年6月2日
大河内 琢久哉
札幌
こんにちは!ガレージハウス・土間のある家をご提案するアメカジ工務店 大河内です。
玄関につくったシューズクロークで、通り抜けられる間取りになっているものを「ウォークスルーシューズクローク」といいます。
ポイントを押さえてつくられたウォークスルーシューズクロークは、使い勝手が良く、生活や家事を便利にしてくれますよ。
土間仕上げにするのが特におすすめ!
今回は、ウォークスルーシューズクロークの間取りのポイントをご紹介。
メリット・デメリットやアメカジ工務店での実例などもあわせてお話ししますので、ぜひご覧ください。
ウォークスルーシューズクロークとは?土間仕上げの魅力も紹介
シューズクロークとは、玄関エリアに設置する大容量の収納スペースのこと。
シューズボックスとは違い、独立した1つの部屋として間取りをつくります。
シューズクロークという名の通り、靴はもちろん、靴以外にもコートや傘、帽子、雨具などの外出用品や、自転車、ベビーカー、アウトドア用品、ガーデニング用品などさまざまなものを収納できます。
ウォークスルーとは、シューズクロークが通り抜けできる動線になっているもののこと。
ウォークスルーシューズクロークは、室内側と玄関土間側にそれぞれ出入口がついていて、シューズクロークを通り抜けて室内と玄関土間を行き来することができます。
また、ウォークスルーシューズクロークは玄関と同じく土足で活動する「土間仕上げ」としていることが多いです。
コンクリートやタイル床になっているので、汚れに強く掃除しやすいのがメリット!
雨でぬれたコートや傘、外で使ったベビーカーやアウトドア用品、スポーツ用品などを室内に持ち込まずに収納できます。
土間仕上げにしたシューズクロークのことを、土間収納と呼ぶことも。
土間収納の魅力やメリットは「土間収納で失敗しないために!失敗例や後悔しないコツを紹介」でも詳しくご紹介しています。
失敗なく取り入れるためのポイントなどもご紹介していますので、あわせてぜひご覧ください。
ウォークスルーシューズクロークの間取りのメリット・デメリット
ウォークスルーシューズクロークの間取りのメリットは、外出時・帰宅時の動線がシンプルになることです。
外出時は室内側からウォークスルーシューズクロークに入り、そこでコートを着て身支度を整えて玄関へ通り抜けます。
帰宅時には玄関側からウォークスルーシューズクロークに入り、脱いだコートをかけて傘やベビーカーを収納し、靴を脱いで室内へ入ります。
最近は、ウォークスルーシューズクロークの中に手洗い場をつくったり、通り抜けた先が洗面所になっている間取りなども人気ですよ。
ウォークインシューズクロークの場合は、一度シューズクロークの中に入って収納したあと、来た道を戻ってこなくてはいけませんが、ウォークスルーではそれがなく最短距離で異動できます。
一方、ウォークスルータイプにするデメリットは、通路を確保する分、広さが必要で、同じ広さならウォークインタイプよりも収納力が落ちてしまうことです。
3~4人家族の家なら、収納スペースとして1~2畳、通路スペースとして最低1畳程度は確保したいところです。
同じ広さのシューズクロークなら、通り抜けスペースがいらない分ウォークインタイプのほうが収納力は高くなります。
ウォークスルーシューズクロークの間取りのポイント!
ウォークスルーシューズクロークの間取りを使いやすく快適にするためには、こんなポイントに注意しましょう。
必要な広さと通路を確保する
家族の人数や収納する荷物の量、生活スタイルに合った広さを確保しましょう。
先ほども少しお話ししましたが、3~4人家族で延べ30坪程度の広さの家なら、3畳程度の広さは確保したいもの。
もちろん広ければ広いほど良いという訳ではなく、ほかの生活スペースとの兼ね合いも大切です。
また、通路幅は700~800mm程度あれば通りやすいです。
扉の有無や形状を考える
ウォークスルーシューズクロークでは、室内側と玄関土間側にそれぞれ出入口があります。
両方、もしくは片方に扉を付けるのか、付ける場合はどんな形状の扉にするのか考えましょう。
扉なしだと、開け閉めがないので出入りが便利な反面、間取りによっては室内や玄関から丸見えになってしまう、においが気になるなどの注意点があります。
扉を付ける場合は、開き戸だと扉を開けるスペースが、引き戸だと戸袋スペースが必要な点に注意を。
扉ではなく、ロールカーテンを付けるという方法もありますよ。
ライフスタイルに合った動線にする
せっかくウォークスルーシューズクロークをつくっても、生活動線に合っていないと使いにくく、使わないのであればスペースのムダに。
シューズクロークを通ったほうがリビングまで遠回りになる、扉の開け閉めが何度もあって面倒、結局ほかの収納スペースにも寄らなくてはいけない、なんてことにならないよう、ライフスタイルや生活動線を踏まえて間取りを考えましょう。
コートやかばんの収納場所をつくる、シューズクローク内に手洗い場をつくるなど、必ず通る理由をつくるのがおすすめです。
ウォークスルーシューズクロークの間取りや土間収納の事例も紹介!
ウォークスルーシューズクロークの間取り例をご紹介します。
玄関とキッチンをつなぐ間取り
通路の両側を収納スペースとしたウォークスルーシューズクロークを通り抜けた先は、パントリー・キッチンへとつながる間取りに。
食材の買い物から帰ってきたときの、パントリー・キッチンへの動線がシンプルになり便利です。
玄関と洗面所をつなぐ間取り
2面に収納棚をつくるL型のウォークスルーシューズクロークを通り抜けて、洗面所・ユーティリティへつながる間取りも人気です。
シューズクローク内で靴とコートをしまい、洗面所で手を洗うという帰宅後の流れが最短距離でできます。
感染症対策にも有効ですし、子どもやペットのいる家庭にもおすすめです。
アメカジ工務店のシューズクロークや土間収納の事例もご紹介します!
趣味を楽しむ、こだわりのガレージハウス
タイルで仕上げた玄関土間横のウォークスルーシューズクローゼットは、インナーガレージへつながっています。
ガレージはリビングに設けた窓からも見えるような設計で、愛車との生活を楽しむガレージハウスならではの間取りです。
趣味を満喫する土間リビングのある家
広めにとった玄関土間には趣味の道具をディスプレイする棚を配置。
玄関ホールには帰ってすぐうがい・手洗いOKな手洗いコーナーをつくり、帰宅後の一連の作業がここで完結するようになっています。
リビングも土間仕上げにして、外にもつながるフレキシブルな空間に。
ウォークスルーシューズクロークの間取りにはコツがある
ウォークスルーシューズクロークとは、玄関横につくる大容量の収納スペースで通り抜けられるタイプの間取りです。
土間仕上げが多く、靴のまま入って収納ができます。
ウォークスルーシューズクロークの間取りのメリットは、外出時・帰宅時の動線がシンプルになることです。
ウォークスルーシューズクロークの中で身支度や、帰宅後の片付けが完結します。
一方、デメリットは通路スペースの確保が必要になり、その分収納力が落ちることです。
使いやすいウォークスルーシューズクロークにするには、必要な広さや通路幅を確保し、ライフスタイルに合った動線を反映させた間取りが重要です。
使い勝手の悪い間取りでは結局使われず、スペースのムダになってしまいます。
アメカジ工務店では、土間のある家やガレージハウスなど、楽しく暮らす一戸建てをご提案しています。
シューズクロークや土間収納の施工事例も豊富にご用意していますよ。
ご家族で趣味や遊びをとことん楽しめるお家をご検討中なら、ぜひアメカジ工務店にご相談くださいね!