土間リビングの間取りとは?メリット・デメリットや対策を解説!
2024年6月24日
大河内 琢久哉
札幌
こんにちは!ガレージハウス・土間のある家をご提案するアメカジ工務店 大河内です。
近年、土足で活動する土間をリビングに取り入れる「土間リビング」の間取りが注目されています。
「土間リビングを取り入れてみたいけど、実際はどうなのだろう」と、不安に思っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、土間リビングの間取りについて解説します。
土間リビングのメリットとデメリット、快適に過ごすための対策についてもご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
土間リビングとは?
土間リビングとは、リビングの一部に土間を取り入れた間取り。
土間は土足で歩くことを前提として床をコンクリートやタイル、モルタルなどで仕上げているため、家の中と外をゆるやかにつないでさまざま用途に活用できる空間です。
玄関に土間を取り入れた土間玄関の間取りもよく見ますが、そんな土間をあえて生活の中心となるリビングに取り入れる土間リビングを採用する方も増えています。
リビングに土間を取り入れることで、さらに気軽に、幅広く活用できる間取りとなります。
リビングは家族が集まり、リラックスして過ごす生活の中心となる場所。
土間リビングにすることで、趣味をより楽しんだり、子どもやペットと思いっきり遊んだりなど、リビングでの新たな過ごし方を発見できますよ。
土間リビングの間取りのメリット
土間リビングの間取りの主なメリットをご紹介します。
さまざまな楽しみ方ができますよ!
水や汚れに強くさまざまな用途に活用できる
土間リビングはリビングでありながら土足で活動できる空間。
コンクリートやタイルの耐久性・掃除のしやすさなどを活かして、一般的なリビングではなかなかできないようなことも楽しめますよ。
例えば、子どもやペットと一緒に走り回って遊ぶ、自転車やバイク、キャンプ用品などアウトドアグッズの収納・手入れスペースにする、室内ガーデニングを楽しむなど。
リビング空間ですから、家族と一緒に過ごしながらそれぞれの趣味も楽しめるでしょう。
庭やテラスとつながる空間になる
土間は家の中と外をゆるやかにつなげる空間。
リビングから庭やテラスにつながる動線上に配置する間取りにすると、リビングとテラスをつなぐ役割も果たしてくれます。
庭とつながった開放的な半屋外空間として重宝!
庭やテラスでBBQをしたり遊んだりするのにもちょうど良い間取りです。
ゆるやかにゾーニングができる
土間リビングは床を一段低く仕上げることが多く、壁やドアを隔てなくてもゆるやかなゾーニングが可能です。
開放感を残したまま境界線をつくることで部屋に奥行きが出て、広く見せられます。
段差部分はイスのように腰かけて活用することもできるので、来客時にイスが足りなくても対応できるという利点も。
土間リビングのデメリットと対策
土間リビングにはデメリットもあります。
対策とあわせてご紹介しますので、土間リビングを検討している方はぜひ事前に知っておいてくださいね。
冬は足元が冷たい
土間は床をコンクリートやタイルなどで仕上げるため、夏はひんやり涼しい反面、冬は冷たさを感じてしまうことも。
リビングから一段低くつくることが多いので、冷たい空気もたまりやすいです。
ただし、そんな土間リビングの冷たさは建物の断熱性を高めることで解消できます!
建築時に基礎部分にしっかり断熱を施すことが重要ですよ。
また、コンクリートやタイルなどの床は熱伝導性や蓄熱性が高いので、薪ストーブとの相性も良いです。
高気密高断熱の土間リビングに薪ストーブや暖炉といった組み合わせも素敵ですね!
さらに、床暖房を入れると、冬でも暖かく快適に過ごせるのでおすすめです。
アメカジ工務店の土間は、コンクリート基礎の内側・外側に断熱材を入れる「基礎ダブル断熱」と床暖房が入っているので、床からの寒さを感じづらい構造になっています。
土間リビングが寒いといわれる理由やその解消方法は、こちらのコラムでもご紹介しています。
土間リビングは寒い?メリット・デメリットを踏まえて失敗のない空間に
段差ができる
土間部分はリビングより一段下げて配置することが多いので、家の中に段差ができ、つまずいて転倒したり、転落したりする危険があります。
小さな子どもや高齢者がいる家庭では特に注意が必要です。
土間リビングとの境界部分をスロープにすると段差が気にならなくなりますよ。
また、土間リビングに降りる際に靴を履いたり、動線によって靴の脱ぎ履きが頻繁になったりするのが面倒と感じるケースも。
さっと履けるサンダルを用意しておく、生活動線が土間リビングを横切らない配置にするといった工夫も考えてみましょう。
建築コストが高くなる可能性がある
一般的なリビングであればフローリングなどで仕上げるところを、土間リビングにすることで左官職人やタイル職人などの作業が発生し、その分工事費が高くなる可能性があります。
ただし、もともと塗り壁工事があった、玄関でタイル工事があったといった場合には、費用は大きく変わらないことも。
土間リビングの床に使う素材によっても費用は大きく異なりますので、素材別の費用の違いなども事前に確認しておくと良いでしょう
土間リビングの間取りを取り入れた暮らしを楽しもう!
土間リビングとは、土間をリビングに取り入れた間取りのことです。
土間の床はコンクリートやタイル、モルタルなどで仕上げ、土足で活動できるようになっています。
家の中と外をゆるやかにつなぎ、耐久性や耐水性が高いことから、趣味をより楽しんだり、子どもやペットと思いっきり遊んだりなど、リビングの新たな楽しみ方ができる間取りです。
土間リビングの間取りには、さまざまに活用できる、庭やテラスとつながる空間になる、ゆるやかにゾーニングができるといったメリットがあります。
水や汚れに強いので、ペットと遊んだりアウトドアグッズの手入れ、ガーデニングなどにも適していますよ。
一方、土間リビングは冬は足元が冷たい、段差ができる、建築コストが高くなるといったデメリットも。
これらは断熱対策やスロープ、素材の種類などで解消できますので、建築時には検討に加えてくださいね。
アメカジ工務店では、土間のある家やガレージハウスなど、楽しく暮らす一戸建てをご提案しています。
土間やガレージハウスで趣味を楽しむ施工事例も豊富にご用意していますよ。
ご家族で趣味や遊びをとことん楽しめる家をご検討中なら、ぜひアメカジ工務店にご相談くださいね!